夫婦で一つ屋根の下暮らしていると、家事のやり方、子育てへの不協力など、些細な事で夫と喧嘩になることもあるかと思います。
そんなとき、1、2日など数日であれば、感情を鎮め、考えをまとめるために、お互いに話をしないというのは関係の改善として有効かもしれません。
しかし、その期間が、1週間、1か月となり、こちらが話しかけても無視、子どもにしか話さない状態が続くとどうでしょうか。
「口を聞かない」、「無視をする」というのは、夫婦生活を営む上でコミュニケーションを放棄していることにほかならず、「DV」(ドメスティック・バイオレンス)に当たります。
口を聞いてもらえない側は、自分の存在をなきものとされ自尊心を喪失しますし、共同生活に不可欠な生活費等金銭のことや家事育児のことを話し合えず、婚姻生活を継続することは現実的に困難と感じるでしょう。
また、お子さんにとっても、お父さんとがお母さんが口を聞かないというのは異常に映り、成長に悪影響を与えます。
夫婦関係の改善のためにいろいろと手を尽くしても長期間無視が続くようであれば、れっきとした離婚理由になります。
ご自身の心身のためにも、離婚も検討なさってはどうかと思います。