2025.01.17コラム

2024年度多かった離婚相談3選

2025年が明け、すでに中旬となりました。

昨年度、ご相談、ご依頼いただいた皆様、誠にありがとうございます。

離婚問題は、皆様お一人ひとりの問題であり、多種多様で、一つとして同じ話はありません。

もっとも、その時代によって、増えるテーマがあります。

特に多かったのは、やはり、共同親権にまつわる相談です。

2026年までに施行が現実化している共同親権制度。

先般、日本弁護士連合会でも、「家族法改正による実務の課題を考える~子の最善の利益の視点から~」という題目で家事法制シンポジウムが開催され、当事務所の弁護士も参加しました。

このシンポジウムでも、実務的な取り扱われ方がいまだ不明な点が多く指摘されていたところです。

お子さんを持ち今後離婚を考える方にとって避けては通れない制度です。当事務所の弁護士も最新の動向に注目し、皆様の力になれればと思います。

また、コロナ時期にペットを購入された方が、離婚に際し、どちらが引き取るかというペット問題もしばしばありました。

ペットは皆様の大事な家族の一人ですが、法律上は「物」として扱われます。

したがって、婚姻後飼い始めたペットは財産分与の対象となります。

ご夫婦同士でどちらが引き取るか話し合いがまとまらない場合は、飼育実績や飼育環境等からどちらが引き取るか審判にゆだねることになります。

さらに、離婚を悩んだ結果、一旦別居を選択する方も多くいらっしゃいました。

離婚は大きな決断です。一旦顔を突き合わさずに生活するようになれば、精神的にも余裕が生まれ、今後のことを考えていきやすくなるケースもあります。

当事務所の弁護士は、本年も皆様の良きアドバイザーとして活動してきく所存です。

どうぞよろしくお願いいたします。